わが里は雪と縮とおらがそば
 
小千谷は、昔から良質なそばの産地として知られ、
天然の湧き水が豊富にあった事からそば作りに最も適した”そば処”として栄えてきました。
この恵まれた土地で、角屋は代々そば作りの生業(なりわい)を継ぎ、
”ひきたて、打ちたて、ゆでたて”の味と技を伝えています。
へぎそば

食通と呼ばれる方々にも是非おすすめしたい本物の味わい。 
小千谷のへぎそばは良質なそば粉をふんだんに使い、つなぎに布海苔(ふのり)を使って打ち上げます。 

打ち方にも独自の工夫がこらしてあり、その腰の強さと歯ざわりの良さ は広く知られています。

”へぎ”は当地方独特の呼び名であり、その意味は剥板を表しています。
即ち、檜材を薄く剥いで折敷(おしき)を作り、その角盆の中に 一口そばを三十個程並べたものがへぎそばです。

へぎそばは別名を”手 振りそば”と云い、ゆであがったそばを振りながら取り上げたところからこ の名がつきました。
このそばの一丸めを”一手振り”と云い、この二つのそばの名称は現在、 登録商標されています。
雪国越後が生んだ素朴な味わい、”小千谷そば”を末永くご愛顧下さいます ようお願い申し上げます。

布海苔(手前原材料、奥加工後)加工したものをそば粉に混ぜて使用します